このたび万画廊は9月で3周年を迎えます。
心より御礼申し上げます。

加速化する世の中にあって、大切なものは何かひとつずつ
確認していくような想いで企画展示をしてまいりました。
3周年という節目にその妥協なき画人としての
姿勢に敬意と期待を込めて古澤洋子展を開催いたします。
自然を見つめ、宇宙を知ることで気付く
大切な何かを作品から感じていただけましたら幸いです。

代表取締役　伊藤愛

生命を育む水の星地球、そこに生息する生物の大半は
それぞれの“棲みか”を持ち、その棲みかは生きているという事実の証にもなる。
時の堆積と共にそれらの事実は‘層’となり未来へ向けて厚みを増す。
中でも人類の棲みかである“住居”の形態を客観的にみると、
知性と愚性の両面がかいま見え、それが滑稽にも思えるが
また一方で“生の美”を心感する。

生きている一つのカタチとして具現化してみました。

古澤洋子